◎今回の戦車供与により、豪政府がウクライナに行った軍事支援の総額は13豪ドル(約1307億円)を超えることになる。
米コロラド州コロラドスプリングズ、陸軍の主力戦車エイブラムス(Christian Murdock/The Gazette)

オーストラリアのマールズ(Richard Marles)国防相は17日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに米製の主力戦車「M1A1エイブラムス」49両を寄贈すると発表した。

ウクライナ政府は同盟国に余剰戦車を供与するよう要請していた。

マールズ氏はABC(オーストラリア放送協会)のインタビューで、「政府は2億4500万豪ドル(約246億円)相当のM1A1をウクライナに寄贈する」と語った。

これらの戦車は75両の次世代戦車M1A2に入れ替えられる予定だ。

マールズ氏は今年2月、ウクライナへの戦車供与は考えていないと述べていた。同氏はインタビューの中で、「今回の寄贈は政府のこれまでの立場を覆すものではない」と強調した。

「我々はウクライナ政府に対してどのような支援ができるか、話し合いを続けています...」

今回の戦車供与により、豪政府がウクライナに行った軍事支援の総額は13豪ドル(約1307億円)を超えることになる。

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