◎重傷者や大きな被害は報告されていない。
トルコ東部で16日午前、マグニチュード5.9の地震が発生し、40人以上が病院に搬送された。当局が明らかにした。
それによると、重傷者や大きな被害は報告されていないという。
発生時刻は10時46分。震源地は東部マラティヤ県近郊。
地元メディアによると、近隣の県やシリア北部の一部でも揺れが感じられたという。
多くの市民が昨年の地震を思い出し、自宅やオフィスを飛びだした。地元テレビ局の取材に応じた女性は「また大きな地震が来るのではないかと思い、ドキドキしている」と語った。
地元メディアによると、マラティヤ県の一部の学校が休校を決めたという。
イェルリカヤ(Ali Yerlikaya)内相は声明で、「190人近くが地震にショックを受け、43人が病院で経過観察を受けている」と述べた。
それによると、少なくとも12人がパニックを起こした窓から飛び降り、軽傷を負ったという。マラティヤ県ではこのような被害が約20件報告されている。
国営アナトリア通信はマラティヤを含む3地域で合計4棟の建物が被害を受けたと報じた。
マラティヤ県は昨年2月にトルコとシリア北部を襲った大地震で壊滅的な被害を受けた地域のひとつである。トルコでは5万3000人以上が死亡した。