◎攻撃を受けたのは北部ハイファ近郊にある基地。複数のドローンが飛来したという。
2024年10月13日/イスラエル、北部ハイファ近郊、ヒズボラのドローン攻撃を受けた軍基地近く(Getty Images/AFP通信)

レバノンの過激派ヒズボラがイスラエル北部の軍事基地にドローン攻撃を仕掛け、兵士4人が死亡、7人が重傷を負った。イスラエル軍が13日、明らかにした。

それによると、攻撃を受けたのは北部ハイファ近郊にある基地。複数のドローンが飛来したという。

地元メディアは目撃者の話しとして、「空襲を知らせるサイレンは鳴らなかった」と伝えている。

専門家によると、イスラエル軍の防空システムは精度が高く、国境外から飛来するミサイルやドローンをほぼ100%探知できるという。

ヒズボラは声明で、「ゴラニ旅団の基地に向けてドローンを発射した」と述べたが、どこから発射したかは明らかにしなかった。

ゴラニ旅団は正規軍の5つの歩兵旅団のひとつ、精鋭部隊とみなされている。

さらにヒズボラは別の声明で、イスラエル占領下のゴラン高原にある基地もミサイルの標的にしたと主張した。

イスラエル軍はこの主張に関するコメントを出していない。一部メディアはゴラン高原上空で爆発音が聞こえたと報じている。被害の情報はない。

レバノン当局によると、昨年10月以来、レバノンではイスラエル軍の攻撃により2100人以上が死亡。この数週間で120万人以上が避難を余儀なくされたという。

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