◎ブラジルは2018年にオンラインギャンブルを認可したが、規制がないため、金融当局や保健当局の間で懸念が高まっている。
カジノ(Getty Images)

ブラジル政府は11日、ギャンブル依存症の患者が急増しているという懸念の高まりを受け、非正規と指定された2000以上のオンラインギャンブルサイトのブロックを開始した。

ルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領は昨年12月にギャンブル規制法に署名。当局はこれに基づき、手続きを開始した。

TVグローボによると、現在、210のギャンブルサイトを運営する96社が活動を続けている。

連邦政府は声明で、「これらの企業は新しい法律を遵守する意思を示しており、ライセンス申請が審査される間、年末まで営業を続けることができる」と述べた。

2025年1月1日以降、許可を得た企業が営業を継続するためには、3000万レアル(約8億円)を支払い、詐欺、マネーロンダリング、不正広告を抑制する法律を恒久的に遵守することが求められる。

財務省は声明で、「ルラ政権はこれらの措置によって、企業が誠実さを維持すると期待している」と表明した。

ブラジルは2018年にオンラインギャンブルを認可したが、規制がないため、金融当局や保健当局の間で懸念が高まっている。

精神科医はギャンブル依存症の患者、特に若者の患者が急増していると報告。銀行はギャンブルをするために借金をする人が増えていると指摘している。

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