◎9日の午後6時頃、通報を受けて駆けつけた警察官が8~9頭のピットブルに襲われている男性を発見した。
米ニューヨーク州スケネクタディ郡で59歳の男性がピットブルの群れに襲われ死亡した。警察が10日、明らかにした。
それによると、現場は同郡スケネクタディ近郊の民家の裏庭。この民家では20匹以上のピットブルが飼育されていたという。
9日の午後6時頃、通報を受けて駆けつけた警察官が8~9頭のピットブルに襲われている男性を発見。警察官は攻撃を止めるために発砲し、1匹を射殺、残りを追い払った。
男性は現場で死亡が確認された。
その後、民家の所有者は男性を襲ったピットブルを集め、地域の保護施設に送ったという。
警察によると、亡くなった男性の自宅は現場から数キロ離れた場所にあり、民家の裏庭に入った理由は分かっていないという。
民家の所有者は24匹の混血ピットブルを飼育、そのうち15匹は子犬であった。
スケネクタディ郡警察の署長は記者会見で、「現時点でコメントできることは限られており、検察と協力して捜査を進めている」と語った。
それによると、警察は過去にこの民家に関する苦情や相談を受けたことはないが、今年5月に「薬物に関連する捜査」で数匹の犬を押収していたという。