◎ハリケーン・ヘリーンの被害は甚大で、数百の道路が倒木や土砂崩れで通行できなくなり、数千人が孤立している。
米国のバイデン(Joe Biden)大統領とハリス(Kamala Harris)副大統領が2日、ハリケーン・へリーンの被災地を視察した。
バイデン氏は南部ノースカロライナ州アッシュビルを訪問。ヘリで被災地を確認し、その後、州知事や被災者と面会した。
バイデン氏は記者団に対し、「被害総額は何十億ドルにのぼる可能性がある」と述べ、被災地への支援を強化すると約束した。
現地メディアによると、フロリダ州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州、ジョージア州などでこれまでに182人の死亡が確認され、道路が寸断されている影響により、数百人と連絡が取れていないという。
バイデン氏は被災者や救助関係者と面会した後、「連邦政府は全ての被災地が立ち直るまでサポートする」と述べた。
ハリス氏は大統領選を左右する激戦州のひとつ、南部ジョージア州を訪れ、オーガスタの地元当局者から説明を受けた。
ヘリーンの被害は甚大で、数百の道路が倒木や土砂崩れで通行できなくなり、数千人が孤立している。連邦緊急事態管理庁(FEMA)によると、15万世帯以上が同庁に緊急支援を求めているという。
被害の全容は明らかになっておらず、州兵・警察・消防・自治体・関係省庁が連携して調査している。