◎ウクライナは1日、戦死した兵士などに敬意を示す「防衛者の日」を迎えた。
ウクライナ、東部ドネツク州の前線近く、ウクライナ軍の戦車部隊(AP通信)

ウクライナ南部へルソン州の市場をロシア軍が砲撃し、市民少なくとも6人が死亡、3人が負傷した。地元当局が1日、明らかにした。

それによると、ロシア軍はドニプロ川の西岸に位置する市中心部の市場を砲撃したという。

へルソン州のウクライナ当局は声明で、「ロシア軍の別の砲撃により、バス停でバスを待っていた市民6人が負傷し、病院に搬送された」と述べた。

ロシアに併合された南部ザポリージャ州でもウクライナの管理下にある住宅地が空爆を受け、少なくとも1人が死亡、32人が負傷した。

ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃は57日目を迎えた。数十キロにわたる前線で激しい戦闘が続いているものとみられるが、戦況はほとんど明らかになっていない。

ウクライナ空軍は1日、ロシア軍が中部、南部、北東部に向けて発射したイラン製自爆ドローン32機のうち29機を撃墜したと発表した。

一方、東部ドネツク州のウクライナ当局はロシア軍が同州の要衝ウグレダルの中心部に到達したと報告。ウグレダルは高台にあり、東部と南部の2つの主要戦線がつながる地点に近い。

州当局によると、ウグレダルの戦前の人口は約1万4000人。現在は少なくとも107人が市内に残っているという。

ロシアの国営メディアは1日、自軍がドネツク州と東部ハルキウ州の前線に近い2つの集落を占領したと報じた。ウクライナ側はコメントを出していない。

ウクライナは1日、戦死した兵士などに敬意を示す「防衛者の日」を迎えた。ウクライナは正式な戦死者数を公表していない。この2年半で数万人の兵士が犠牲になったと考えられている。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク