◎このテロ事件はイランからイスラエルに向けて200発近くのミサイルが発射される直前に発生した。
イスラエルとイランによる全面戦争が近づく中、テルアビブ市内でナイフと銃による襲撃事件が発生し、少なくとも7人が死亡、8人が負傷した。現地メディアが1日に報じた。
容疑者2人はその場で射殺された。警察がテロ事件として捜査している。
それによると、2人の男は市中心部の路面電車駅近くで攻撃を開始。市民をナイフや銃で攻撃し、徒歩で数十メートル移動、銃器を所持していた一般市民との銃撃戦になり、射殺された。
警察が現場と周辺一帯を封鎖し、共犯者がいないか捜索している。
このテロ事件はイランからイスラエルに向けて200発近くのミサイルが発射される直前に発生した。
イスラエル国防軍(IDF)によると、約180発のミサイルが国内の複数の施設に向けて発射されたという。
IDFはほとんどを撃墜したとしているが、「数発が着弾し、被害状況を調査中」と報告している。
現地メディアによると、テルアビブ上空で撃墜されたミサイルの破片により、地上にいた少なくとも2人が負傷したという。
イラン革命防衛隊(IRGC)は1日、イスラエルへのミサイル攻撃を認め、イスラエルによるパレスチナ・ガザのイスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ(Ismail Haniyeh)氏とヒズボラの首長ナスララ(Hassan Nasrallah)師の暗殺への報復を開始すると宣言した。