◎シリアには約900人の米軍兵士と請負業者が駐留。2014年にイラクとシリアを席巻し、多数の犠牲者を出したISISの復活を阻止している。
米中央軍(CENTCOM)がシリアのイスラム国(ISIS)と国際テロ組織アルカイダに属する武装勢力の戦闘員37人を2回の空爆で殺害した。CENTCOMが29日、明らかにした。
それによると、9月16日にシリア中部の遠隔地にあるISIS施設を空爆し、少なくとも4人の幹部を含む28人を殺害したという。
それから1週間後の24日にはシリア北西部のアルカイダ系組織を空爆、幹部1人を含む9人を殺害した。
CENTCOMは声明で、「この空爆は米国やその同盟国に対するテロ攻撃のリスクを低減させ、相手に混乱を生じさせる」と述べた。
シリアには約900人の米軍兵士と請負業者が駐留。2014年にイラクとシリアを席巻し、多数の犠牲者を出したISISの復活を阻止している。
シリア東部・クルド人自治区の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」も米国の支援を受け、過激派との戦いを続けている。
SDFはイランの支援を受ける過激派とも戦闘状態にあり、イラク国境付近の警備を強化している。