◎労組は9月9日にストを開始。会社に月給を25~30%引き上げるよう要求している。
インド南部タミルナド州のサムスン・インディア・エレクトロニクスの労働組合によるストライキが3週目に突入した。現地メディアが25日に報じた。
同社は韓国サムスン電子のインド法人である。
現地メディアによると、同社の労組と会社による賃上げ交渉はほとんど進展していないという。
労組は9月9日にストを開始。会社に月給を25~30%引き上げるよう要求している。
労組の書記長は25日、記者団の取材に対し、「経営陣は今すぐ我々の声に耳を傾けるべきだ」と訴えた。
AP通信は関係者の話しとして、「会社側は労組の要求にある程度応じる用意がある」と伝えている。
会社は現在、インド労働組合センター(CITU)を通じて労組と交渉している。報道によると、会社は直接労組の代表と交渉したいと提案しているという。
サムスンはインド工場の従業員に対し、同国の平均月収の1.8倍の給与を支払っていると主張している。
労組によると、この工場ではテレビ、冷蔵庫、洗濯機などを生産し、スト後の稼働率は30%まで低下しているという。