◎FBI(連邦捜査局)は現在、7月にペンシルベニア州で発生した暗殺未遂事件(容疑者死亡)と今月初めのフロリダ州暗殺未遂事件(容疑者逮捕・起訴)を捜査中だ。
米国のトランプ(Donald Trump)前大統領は25日、ノースカロライナ州の共和党集会でイランを激しく非難し、「再戦後、イランから脅迫を受けたら、国そのものを跡形もなく吹き飛ばす」と警告した。
トランプ陣営によると、国家情報長官室(ODNI)の高官がトランプ氏と面会したという。
トランプ氏は演説の中で、「イランによる暗殺計画について警告を受けた」と明らかにし、イランに厳しい警告を送った。
「私が大統領になり、脅しを受けたら。特定の人物に危害を加えると脅迫を受けたら、その国そのものを粉々に吹き飛ばすだろう...」
トランプ陣営はODNIとの面会に関して、詳細は明らかにしなかったが、「このやり取りは米国を不安定化させ、混乱に陥れようとするイランからの暗殺という現実的かつ具体的な脅迫に関わるものだった」と述べている。
トランプ氏は7月と今月初めに発生した暗殺未遂事件に言及。「これ以上の脅威はない」としたうえで、「現在の民主党政権は何の対応もせず、リーダーシップもなく、対応に必要な要員もいない」と強調した。
FBI(連邦捜査局)は現在、7月にペンシルベニア州で発生した暗殺未遂事件(容疑者死亡)と今月初めのフロリダ州暗殺未遂事件(容疑者逮捕・起訴)を捜査中だ。
いずれの事件についても、捜査当局は動機を公表していない。
現地メディアは7月の事件前、シークレットサービスがイランの脅威を示す情報を入手し、トランプ氏の警備を強化したと伝えているが、イラン政府は関与を否定している。
トランプ氏は集会の中で、2つの暗殺未遂にイランが関係していると示唆した。「イランが絡んでいるかもしれないし、絡んでいないかもしれない。しかし、本当のところはわからない...」
ABCニュースは以前、治安筋の話として、「7月の事件にイランが関与している兆候はみられない」と報じていた。
連邦議会上院では25日、情報特別委員会の会合が開かれ、議員たちが敵対国からの脅威について説明を受けた。