◎組合員たちはフォールドフランス中心部の幹線道路をトラクターで封鎖、大渋滞が発生した。
カリブ海東部のフランス海外県マルティニク島(Getty Images)

カリブ海東部のフランス海外県マルティニク島で24日、2つの主要労働組合が生活費の高騰に抗議するデモを主催した。

フランス・テレビジョンによると、組合員たちはフォールドフランス中心部の幹線道路をトラクターで封鎖、大渋滞が発生したという。

公共バスの運転手もストに参加したため、市内の交通機関は麻痺した。

医療従事者、地方自治体、民間部門を代表する別の労組は26日から無期限ストに移行すると表明。政府と会社に対し、最低賃金の引き上げ、退職年金の増額、生活必需品の価格統制などを要求した。

このデモは9月上旬から始まり、先週には少なくとも6人の警察官と1人の民間人が負傷するなど、暴力的な様相を呈している。

フランス政府はこの事態を受け、島に治安部隊を派遣。22日から取り締まりを開始した。

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