◎ヘリは8日夜、東部ラ・ラウオンでトラブルに見舞われ、墜落した。
エルサルバドル空軍のヘリコプターが墜落し、国家警察の長官や国際指名手配されている銀行家を含む9人が死亡した。現地メディアが9日に報じた。
それによると、ヘリは8日夜、東部ラ・ラウオンでトラブルに見舞われ、墜落したという。
事故は国際刑事警察機構(ICPO)が指名手配している銀行家のコト(Manuel Coto)容疑者がホンジュラスで捕えられ、国境でエルサルバドル当局に引き渡された後に発生した。
コト容疑者はエルサルバドルの協同組合の理事および従業員による3500万ドル以上の横領に関与したとして、指名手配されていた。
エルサルバドル軍はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「空軍のヘリはラ・ウニオン州で通信を絶った」と明らかにした。
それによると、このヘリには国家警察の長官と2人の副官も搭乗していたという。
ブケレ(Nayib Bukele)大統領はXへの投稿で、「これは単なる事故では済まされない。徹底的に調査しなければならない。我々は国際的な支援を要請する」と書き込んだ。
その後、複数の地元メディアが関係者などの話しとして、「墜落現場を捜索した結果、長官やコトを含む9人の死亡が確認された」と報じた。搭乗していた人の数は明らかになっていない。