◎イギリス国籍の男1人、アルゼンチン国籍の男1人、ジョージア国籍の男1人、ポルトガル国籍の男2人が壁をよじ登って脱獄した。
ポルトガル、首都リスボン郊外の刑務所駐車場(Getty Images)

ポルトガル・リスボン郊外の厳重警備な刑務所から5人の受刑者が脱獄し、警察が行方を追っている。現地メディアが8日に報じた。

それによると、事件はリスボンの北方約70キロにある刑務所で7日午前に発生。イギリス国籍の男1人、アルゼンチン国籍の男1人、ジョージア国籍の男1人、ポルトガル国籍の男2人が壁をよじ登って脱獄したという。

ロイター通信は関係者の話しとして、「5人は外部からの支援を受け、はしごを使って壁をよじ登り、脱獄に成功した」と伝えている。

BBCによると、このイギリス人受刑者は誘拐と強盗の罪で9年の実刑判決を受けたという。

この刑務所の収容人数は560人。ポルトガルのメディアによると、同国内で最も警備が厳しい刑務所のひとつだという。

ポルトガル国籍の2人は麻薬密売、犯罪組織の創設、窃盗、強盗、誘拐などの罪で25年の刑に服していた。

ロイター通信の取材に応じた刑務官によると、事件は7日の午前10時頃に発生。別の刑務官が5人がいないことに気づき、責任者に報告したという。

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