◎大統領の任期は5年。2008年の憲法改正で3選禁止が廃止されたため、何度でも立候補できる。
アフリカ北部・アルジェリアで7日、大統領選が行われ、開票作業が進められている。
地元メディアによると、テブン(Abdelmadjid Tebboune)大統領の再選は揺るぎそうにない。
テブン氏は78歳。2019年12月に初当選を果たした。
大統領の任期は5年。2008年の憲法改正で3選禁止が廃止されたため、何度でも立候補できる。
テブン氏は2人のよく知られていない候補者に圧勝すると予想されている。
テブン氏の目標は勝利ではなく、投票率の改善だ。2019年の投票率は40%を下回り、過去最低を更新した。
テブン氏は首都アルジェで投票を行った後、記者団に対し、「誰が勝っても、民主主義が完璧に守られることを確信している」と語った。
国民、特に多くの若者が大統領選に関心を示しておらず、投票率は前回を下回ると予想されている。
テブン氏を含む3人の候補は選挙戦の中で、投票所に足を運ぶよう有権者に何度も呼びかけていた。
今回の選挙は12月に予定されていたが、テブン氏は今年3月、これを3カ月前倒しした。