◎イランでは同性愛は違法だが、30年前に出された宗教令により、トランスジェンダーの人々が性別適合手術を受けることは認めている。
イランの最高指導者ハメネイ師(Getty Images)

イラン外務省は3日、オーストラリアのLGBTQ+(政敵少数者)ナショナルデーを記念して同大使館が祝賀会の写真を公開したことを受け、駐豪大使を召還した。

駐豪大使は9月1日の記念日を首都テヘランの大使館で祝い、その写真をSNSに投稿していた。

国営イラン通信(IRNA)によると、外務省は駐豪大使を召還し、この写真を侮辱的と非難。「イスラム文化、国際規範に反するものであり、受け入れられない」と主張した。

駐豪大使はイランやイスラムの文化を侮辱したつもりはないと釈明した。

大使はカラフルな衣装を着た自身や同僚の写真を公開し、「今日、そして毎日、私たちはすべての人、特にLGBTQ+の若者が自分自身であることに誇りを感じられるような、支援的な環境を作ることに専念しています」とインスタグラムに投稿した。

イランでは同性愛は違法だが、30年前に出された宗教令により、トランスジェンダーの人々が性別適合手術を受けることは認めている。

最高指導者のハメネイ(Ali Khamenei)師を含む強硬派たちはLGBTQ+の人々を「変態」「不適合者」などと呼んでいる。

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