◎インドとバングラの雨季は9月末頃まで続く。
2024年8月21日/バングラデシュ、首都ダッカ郊外、浸水地域から避難する人々(AP通信)

インド北東部と隣国バングラデシュの東部地域で大雨による洪水被害が拡大し、今週の死者が30人にのぼった。現地メディアが23日に報じた。

バングラ・ダッカの気象台によると、23日の全国の天気は概ね回復し、一部地域で水が引き始めたものの、多くの地域が冠水したままだという。

インド北東部トリプラ州ではこの24時間で8人が死亡。19日からの死者数は19人にのぼった。

バングラでは過去24時間で7人の死亡が確認された。地元メディアによると、今週の死者数は11人、数人が行方不明になっている。

バングラの非政府組織BRACは声明で、「広大な農地が冠水し、多くの市民が生計、家屋、農作物を失い、約300万人が窮地に立たされている」と述べた。被害の全容は明らかになっておらず、複数の地域で停電が続いている。

バングラの一部メディアは当局者の話しとして、「450万人が被災したと推定される」と報じた。

報道によると、ダッカ大学の学生グループが募金と食料支援を呼びかけ、多くの物資が集まっているという。

インド・トリプラ州では8つの地区で浸水被害が確認され、約170万人が被災。約10万人が避難を余儀なくされている。

同州政府は被害の規模を把握するために航空調査を行っている。

インドとバングラの雨季は9月末頃まで続く。

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