◎ウクライナ軍によるクルスク州への越境攻撃13日目に突入。数十キロにわたる前線で激しい戦闘が続いているものとみられる。
2024年8月18日/ロシア、西部クルスク州のウクライナ国境近く、ウクライナ軍が占領した町(ロイター通信)

ウクライナ空軍は18日、ロシア西部クルスク州への越境攻撃について、「ロシア軍の補給路のひとつである2つ目の橋を破壊した」と明らかにした。

ウクライナ軍によるクルスク州への越境攻撃13日目に突入。数十キロにわたる前線で激しい戦闘が続いているものとみられる。

ウクライナ軍は同州内を流れるセイム川に架かる橋を破壊している。ロシア外務省は16日、ウ軍が米国の高機動ロケット砲システム「ハイマース」でこの橋を破壊したと主張していた。

ウクライナ軍が破壊したとされる2つ目の橋もセイム川に架かっていたものとされる。

ウクライナ軍は先週、クルスク州の約80の町や集落を制圧したと発表。ロシアメディアはこの影響で数十万人が避難を余儀なくされていると報じている。

ゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領は18日、この越境攻撃について、「国境沿いに緩衝地帯を設けることを目的としている」と明らかにした。

ウクライナ空軍のオレシチュク(Mykola Oleshchuk)司令官は18日、テレグラムに声明を投稿し、「この橋爆破により、ロシア軍は重要な補給路を断たれた」と述べた。

オレシチュク氏が投稿した動画には橋を爆破する様子が映っていた。

空軍は16日にも橋の爆破映像を公開している。これがハイマースによるものかどうかは不明だ。

オレシチュク氏は空挺部隊が橋の爆破に成功したと強調。「これは我が軍のパイロットが敵の拠点、武器庫、兵站センター、補給ルートを正確に狙い撃つことができることを示している」と称賛した。

ウクライナ空軍は18日、防空部隊が首都キーウに向かっていたロシア軍のミサイルをすべて撃墜したと発表。一部メディアはその破片が地上に落下し、被害が出たと伝えている。

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