◎ロシア軍によるキーウへの攻撃は今月2回目。
ウクライナ、首都キーウ郊外(Daniel Cole/AP通信)

ウクライナ当局は11日、ロシア軍が首都キーウにミサイルとドローン攻撃を仕掛け、4歳の男児を含む2人が死亡したと明らかにした。

ウクライナ空軍によると、ロシアはキーウに向けて弾道ミサイル4発とイラン製自爆ドローン57機を発射。防空部隊がドローン53機を撃墜したという。

市当局は声明で、「キーウ郊外の住宅地に防空部隊が撃墜したミサイルの破片が降り注ぎ、35歳の男性とその息子が死亡、3人が負傷した」と述べた。

ロシア軍によるキーウへの攻撃は今月2回目。

国営テレビは当局者の話しとして、「弾道ミサイルはキーウに届かず、郊外の住宅地に着弾した」と伝えている。

ゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領は声明で、ロシアがこの攻撃で北朝鮮のミサイルを使用したと述べた。北朝鮮はロシアに砲弾やミサイルを供与している。

ゼレンスキー氏は欧米の同盟国に対し、ウクライナへの支援を強化するよう改めて呼びかけ、「ロシアのテロを阻止するためには、すべての都市と地域社会を守る本格的な防空シールドだけでなく、パートナーからの強力な決断、我々の防衛に対する制限を取り除く決断が必要だ」と訴えた。

ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃は6日目に突入。激しい戦闘が続く中、ロ軍は追加的に戦車や大砲、ロケットシステムを同州に移動させ、応戦を続けている。

ゼレンスキー氏は10日、ウ軍が越境攻撃を仕掛けていることを初めて認めた。

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