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◎愛国者公園は武器の展示を特徴とし、ロシア軍のデモンストレーションや戦闘を再現する場となっている。
ロシア西部の軍事施設、プーチン大統領とショイグ国防相(右)(Sergei Savostyanov/Sputnik/Kremlin/Pool/AP通信)

ロシアの軍事力を紹介する首都モスクワの軍事テーマパーク「愛国者公園(Patriot Park)」の管理責任者と国防省の高官が横領の疑いで逮捕された。国営メディアが5日に報じた。

この公園は前国防相であるショイグ(Sergei Shoigu)安全保障会議書記の肝いりプロジェクトのひとつであり、若い世代の愛国心を鼓舞するように設計されている。

国営テレビによると、捜査当局は公園の管理責任者と国防相の幹部である少将を横領の疑いで逮捕したという。

ロシア連邦捜査委員会は声明で、「2人は愛国者公園に充てられた予算を横領した疑いがある」と述べた。

愛国者公園は武器の展示を特徴とし、ロシア軍のデモンストレーションや戦闘を再現する場となっている。

面積は5400ヘクタール。射撃場、博物館、会議センター、空軍基地、ロシア正教会の大聖堂まである。

ロシア正教会最高位のキリル総主教は2020年、旧ソ連とロシアの兵士たちが描かれた巨大なモザイク画を同園に奉献した。

ロシア大統領府によると、プーチン(Vladimir Putin)大統領も同園のロシア正教会に個人的に寄付したことがあるという。

ロシアではこの数カ月で少なくとも8人の軍幹部が詐欺、収賄、職権乱用で逮捕されている。

国防省の元次官であるブルガコフ(Dmitry Bulgakov)氏は先週、汚職容疑で逮捕された。今年4月にも国防次官であったイワノフ(Timur Ivanov)氏が職権乱用と収賄の疑いで逮捕されている。

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