◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は4日時点で3万9580人。負傷者は10万人近くに達した。
2024年5月27日/パレスチナ自治区、ガザ南部ラファ、イスラエル軍の空爆で全焼した避難民キャンプ(Getty Images)

イスラエルの首都テルアビブ近郊で4日に発生した殺傷事件について、捜査当局は70代の女性と80代の男性が死亡し、他の2人が負傷したと明らかにした。

それによると、パレスチナの過激派がその場で射殺されたという。

ガザの保健当局は4日、イスラエル軍がガザ市の2つの学校を空爆し、少なくとも25人が死亡、19人が負傷したと発表した。

イスラエル軍はこの空爆に関するコメントを出していない。学校は避難所として利用されていた。

ガザ市内の病院でAP通信の取材に応じた看護師は「負傷者を収容する病室も設備も薬もない」と語った。

ガザ当局によると、イスラエル軍は市内の病院の中庭に設置された避難所も空爆し、女性1人を含む4人が死亡したという。

イスラエル軍はこの空爆について、「過激派を標的にしたものである」と声明を出した。それによると、空爆の威力は最小限にとどめ、攻撃実施後、中庭に保管されていた過激派の武器や弾薬に引火、大きな爆発を引き起こしたという。

別の病院と住宅地でも大きな爆発が確認され、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、民家に身を寄せていた少女とその両親が死亡したという。

さらに、ガザ北部でも空爆で民家が全焼、子供3人と両親、祖母を含む少なくとも8人が死亡した。

ガザ市内では乗用車がイスラエル軍の砲撃に遭い、3人が死亡したと伝えられている。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は4日時点で3万9580人。負傷者は10万人近くに達した。

イラン革命防衛隊(IRGC)は3日、ガザイスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ(Ismail Haniyeh)氏が首都テヘランで7月31日に暗殺された事件について、イスラエル軍が射程の短い短距離弾を使って殺害したと報告した。

イスラエルはハニヤ氏暗殺に関するコメントを出しておらず、否定も肯定もしていない。

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