◎米政府は昨年8月、同盟国に販売したF16のウクライナへの供与を許可した。
ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領は4日、西側の同盟国が供与した米製F16戦闘機2機が到着したと明らかにした。
ウクライナ大統領府によると、この2機は他の戦闘機と編隊を組んで飛行したという。
その保管場所とどの国から供与されたかは明らかにしていない。
ゼレンスキー氏は声明で、「到着を待っていた」と述べ、同盟国に謝意を表明した。
またゼレンスキー氏は「ロシアのミサイルから領土を守るため、近隣諸国にさらなる協力を求めている」と述べた。
さらに、「エスレーションを恐れる同盟国の懸念をよく理解しており、F16供与は難しい決断だったと思う」とする一方、「ロシアによる侵略とテロ攻撃に対処するため、今後もNATOやその他同盟国と連携して対応に当たる」とした。
ウクライナに供与されるF16は中古品であり、ベルギー、オランダ、デンマーク、ノルウェーが60機以上を今後数カ月に渡って順次提供する予定だ。
ウクライナ軍参謀本部によると、F16の保管場所は最重要機密のひとつであり、ロシアの攻撃を回避するために様々なカモフラージュを施しているという。
米政府は昨年8月、同盟国に販売したF16のウクライナへの供与を許可した。