◎パリの南東に位置するブルゴーニュ地方で高速鉄道が倒木に衝突し、リヨン駅を発着する全ての高速鉄道が運行停止を余儀なくされた。
2024年2月3日/フランス、リヨン駅(Christophe Ena/AP通信)

フランス・パリから南東部およびスイスを結ぶ高速鉄道が倒木の影響で上り下りとも運行できなくなり、数千人の旅行者や観光客が足止めを食らった。国鉄SNCFが7月31日、明らかにした。

それによると、パリの南東に位置するブルゴーニュ地方で高速鉄道が倒木に衝突し、リヨン駅を発着する全ての高速鉄道が運行停止を余儀なくされたという。ケガ人の情報はない。

普通列車は別の線路を使用しているため、影響を受けなかった。

SNCFによると、担当部署が線路の電力を遮断し、木を除去して電気系統を修理する作業を行ったという。

同社は声明で、「当該車両に取り残された乗客を近くの駅に移すことが最優先事項である」と述べた。

同社はその後、復旧作業が完了したと報告。当該路線は運行を再開したが、ダイヤの乱れはしばらく続くと報告した。

気象台は31日、ほとんどの地域で「局地的な雷雨」に警戒が必要である警告した。五輪開催中のパリでも雨と風が強まる見通し。中央部と南東部のほとんどの地域に暴風雨警報が出ている。

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