◎バスは猛スピードでミルクローリーに追突し、そのはずみで横転・炎上した。
インド北部ウッタルプラデシュ州の高速道路で2階建てバスが牛乳を積んだタンクローリーに追突・横転し、少なくとも18人が死亡、19人が負傷した。警察が10日、明らかにした。
それによると、バスは東部ビハール州から首都ニューデリーに向かっていたという。
州警察の広報担当は声明で、「犠牲者の身元および事故原因を調査中である」と述べた。
地元メディアによると、負傷した19人のうち数人が重傷。バス運転手の安否は明らかになっていない。
プレス・トラスト・オブ・インディア通信は関係者の話しとして、「バスは猛スピードでミルクローリーに追突し、そのはずみで横転・炎上した」と伝えている。
バスの前方は大きく破損。多くの乗客が車外に投げ出された。SNSで拡散した動画には道路で息絶えた乗客の姿が映っていた。
インドは世界で最も交通事故の多い国であり、毎年数十万が死傷している。事故原因の上位を占めるのは無謀運転、車の整備不良、ルール無視だ。
5月にはカシミール地方の山間部でバスが渓谷に転落し、ヒンズー教の巡礼者少なくとも21人が死亡、30人以上が重軽傷を負った。