◎ウ軍は2014年にロシアが併合したクリミア半島の住宅地などをミサイルやドローンで攻撃した。
ウクライナ、南部クリミア半島のロシア軍弾薬庫近く(AP通信)

ロシア政府は23日、ウクライナ軍のドローンとミサイル攻撃により少なくとも6人が死亡、100人以上が負傷したと明らかにした。

それによると、ウ軍は2014年にロシアが併合したクリミア半島の住宅地などをミサイルやドローンで攻撃したという。

ロシア西部ベルゴロド州政府は同日、ウ軍の攻撃で1人が死亡したと報告した。

国営テレビは保健省の声明を引用し、「クリミア半島で民間人少なくとも5人が死亡、124人が負傷した」と伝えている。

それによると、防空部隊が撃墜したミサイルの破片が住宅地や森林に落下し、被害が拡大したという。

ロシア国防省は23日、この攻撃を非難し、「ウクライナと米国の両方が民間人への意図的なミサイル攻撃の責任を負っている」と述べ、報復を示唆した。

また同省は「今回の攻撃には米国が供給したエイタクムス(ATACMS、長距離地対地ミサイル)が使用された」と述べた。

ロシア空軍によると、防空部隊はウクライナと国境を接する南部と西部の3州に飛来したドローン33機を全て撃墜したという。死傷者は被害の有無は明らかにしていない。

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