◎市長はこの事態を受け、観光客の受け入れを一時的に停止すると発表した。
イタリア、ミラノの噴水広場(Luca Bruno/AP通信)

イタリアの人気観光地カプリ島の水道システムに不具合が発生し、一部地域に水が供給されなくなったとして、地元当局が緊急事態を宣言した。現地メディアが22日に報じた。

それによると、不具合の原因は明らかになっておらず、復旧の目途も立っていないという。

市長はこの事態を受け、観光客の受け入れを一時的に停止すると発表した。

地元メディアは関係者の話しとして、「本土の水道システムで不具合が発生し、島のシステムに波及したようだ」と伝えている。

報道によると、島の大部分には水を供給できているという。

水道局は復旧を急ぐ一方、断水した地域の住民を支援するため、給水車を派遣する予定だ。

市長の観光客受け入れ停止命令は午前9時過ぎに通達され、切符の販売は直ちに停止された。

この措置により、カプリ島へのフェリーの出発地である南部の都市ナポリの港のチケット売り場には長蛇の列ができた。

報道によると、すでにカプリ島に向かっていたフェリーは当局の連絡を受け、ナポリの港に戻ったという。

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