◎3月1日~6月18日の間に熱中症とみられる症状で亡くなった人は110人に達した。
インド政府によると、進行中の猛烈な熱波による死者が過去3カ月半で100人を超え、4万人以上が熱中症の疑いで緊急搬送されたという。
AP通信は保健省関係者の話しとして、「3月1日~6月18日の間に熱中症とみられる症状で亡くなった人は110人に達した」と伝えている。
それによると、死者数が最も多かったのは北部ウッタルプラデシュ州の36人。次いで西部ラジャスタン州、東部ビハール州やオディシャ州などで数十人が死亡した。
この期間中の熱中症関連の緊急搬送件数は4万272件。18日は457件であった。
首都ニューデリーも猛暑に見舞われているが、20日朝は一時的な雨と風により気温が下がった。
気象台はニューデリーの最高気温について、今後数日間は35~40度前後で推移し、その後暑さが和らぐと予想している。
気象台は平地で40度以上、丘陵地帯で30度以上になると熱波警報を出す。
ここ数週間、ニューデリーの一部地域の最高気温は50度を超え、電力需要が急増した。
平年は比較的涼しい北部でも暑さの影響で学校が閉鎖されている地域がある。