◎検察はアバド副大統領が退任する2025年まで訴追を延期しなければならなくなった。
息子の汚職事件に関与したと疑われているエクアドルのアバド(Verónica Abad)副大統領が起訴を免れた。地元メディアが13日に報じた。
最高裁判所は今週、アバド氏を訴追するかどうかを決めるよう国家検察庁に命じ、その管理者である法務省は採決の結果、在任中は起訴しないと結論づけた。
これにより、検察はアバド氏が退任する2025年まで訴追を延期しなければならなくなった。
検察はアバド氏を共謀罪で告発。収賄罪などで逮捕・起訴されている息子のバレイロ(Francisco Barreiro)氏の事件に関与した証拠があると主張している。
バレイロ被告は今年3月に逮捕された。
検察によると、バレイロ被告は大統領府の元スタッフから現金を受け取ったとされる。
バレイロ被告とアバド氏は弁護士を通じてこの告発を否定。全面的に争う姿勢を示している。
ノボア(Daniel Noboa)大統領はアバド氏を「不誠実」と批判。これに対し、アバド氏はノボア氏とその側近が辞任を迫ろうとしている反論した。
ノボア氏は昨年11月の就任直後、アバド氏をガザ紛争で混乱に陥っていたイスラエルに派遣した。