◎モディ氏は数日中に閣僚人事を発表する予定。
インドのモディ(Narendra Modi)首相が7日、連立交渉を終え、新政権の党首に選出された。
6週間にわたる総選挙の開票作業は4日に行われ、与党・インド人民党(BJP)率いる連立政権が過半数を獲得。しかし、メディアの出口調査で見込まれたような圧勝とはならなかった。
モディ氏は73歳。同国史上2人目の3期連続で総選挙を制した首相となった。
地元メディアによると、モディ氏は数日中に閣僚人事を発表する予定。
BJPは過去10年、単独過半数を維持してきたが、今回初めて他政党の力を借りることとなった。
モディ氏はBJPと連立を組む政党の支持を得た後、記者会見を開き、「まもなく発足する新連立政権は本当の意味で、インドの精神を反映している」と語った。
またモディ氏はこう強調した。「我々は民主的な選挙で有権者の支持を得て、政権を発足させる。我々は敗北したわけではない...」
BJPは下院543議席中240議席を獲得。過半数の272議席を大きく下回った。前回2019年の選挙では303議席、前々回も単独過半数を獲得していた。
一方、国民会議派率いる野党連合は232議席を獲得。予想を大きく上回り、BJPに完敗するという報道を見事に覆した。