◎イスラエルとレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラは昨年10月にガザ紛争が勃発して以来、ほぼ毎日国境沿いで攻撃を交わしている。
イスラエル軍がレバノン南部を空爆し、少なくとも2人が死亡した。地元当局が27日、明らかにした。
それによると、イスラエル空軍の戦闘機が発射したミサイルが南部シドン近郊の病院の入り口近くに着弾し、バイクの運転手と病院の警備員が死亡、数人が負傷したという。
亡くなった2人の身元は明らかになっていない。
イスラエル軍はこの空爆に関するコメントを出していないが、レバノン当局はイスラエルが「南部の複数の地域を標的にした」と主張している。
イスラエルとレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラは昨年10月にガザ紛争が勃発して以来、ほぼ毎日国境沿いで攻撃を交わしている。
レバノン国営通信は病院関係者の話しとして、「この空爆により1人が死亡、9人が重軽傷を負った」と報じていた。
その後、この病院関係者は空爆で負傷した警備員が死亡したと明らかにした。
AP通信によると、この空爆で病院の建屋も被害を受けたという。
ヒズボラは空爆から数時間後に声明を発表。「イスラエル北部の3地域に向けて数十発のロケット弾を発射した」と述べた。
イスラエルのメディアによると、このロケット攻撃により人的被害は確認されていない。