◎洪水は北東部バダフシャン州と北部バグラン州で25日夜に発生した。
アフガニスタン、北東部バダフシャン州(Getty Images)

アフガニスタン北部で大雨による洪水が発生し、少なくとも15人が死亡した。地元当局が26日、明らかにした。

それによると、洪水は北東部バダフシャン州と北部バグラン州で25日夜に発生した。

バダフシャン州のタリバン当局は声明で、「両親と8人の子供の死亡を確認した」と明らかにした。

バグラン州では少なくとも40棟の家屋が破壊され、5人が死亡した。

AP通信はタリバン当局者の話しとして、「バグラン州ではこれまでに5人の死亡が確認され、救助隊が鉄砲水に巻き込まれた人々を探している」と伝えている。

国連世界食糧計画(WFP)は25日、アフガンで洪水が相次いでいると報告。「5月10日と11日にはバグラン州を中心に異例の豪雨となり、300人以上が死亡、数千棟の家屋が全壊した」と述べた。

それによると、多くの被災者が家と土地を失ったという。

中部ゴール州では18日の洪水により、少なくとも50人が死亡した。

19日には北部ファリャブ州で少なくとも84人が死亡し、約1500棟の家屋が全壊。数百ヘクタールの農地が破壊された。

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