◎2人は知人とみられ、シナゴーグ襲撃で1人またはそれ以上の礼拝者を殺害し、殉教者として死のうと話し合っていた。
ドイツ当局は24日、南西部ハイデルベルクにあるシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)への襲撃を企てた疑いで男2人を逮捕したと発表した。
ドイツ通信社(dpa)によると、逮捕されたのは24歳と18歳の男。今月初めに別々の捜査で逮捕されたとう。
捜査当局は24日付けの声明で、「2人は知人とみられ、シナゴーグ襲撃で1人またはそれ以上の礼拝者を殺害し、殉教者として死のうと話し合っていた」と明らかにした。
それによると、2人は警察に射殺されることを望んでいたという。
2人は殺人共謀罪に問われる可能性がある。
dpaによると、警察は5月3日、24歳の男の自宅を捜索した際、この計画を確認した。男は家宅捜索に抵抗し、警察官にナイフを向けたため、脚を撃たれたという。
男は4月に18歳の男とシナゴーグ襲撃について話し合ったオンライン・メッセージを残していた。
警察は5月18日にもう1人の男を逮捕、自宅を捜索した。
2人ともドイツ国籍で、18歳の方はトルコ国籍も持っているとのこと。氏名は公表されていない。
ドイツでは昨年10月にイスラエルとハマスの戦争が始まって以来、ユダヤ人に対する暴力や嫌がらせが急増している。