◎アフガンでは先月から大雨が続いている。
2024年5月10日/アフガニスタン、北部パルワン州近郊の河川(Getty Images/AFP通信)

アフガニスタン中部ゴール州などで大雨による洪水が発生し、少なくとも68人が死亡した。タリバン当局が18日、明らかにした。

ゴール州のタリバン当局は声明で、「少なくとも50人が死亡、数千戸の建物が被害を受け、数百ヘクタールの農地が破壊された」と語った。

それによると、被害の全容は明らかになっておらず、死者数は暫定値だという。

北西部ファルヤブ州では少なくとも18人が死亡、2人が負傷した。州当局によると、4つの地区で人定被害が確認され、300頭以上の家畜が死んだという。

国連世界食糧計画(WFP)は18日、X(旧ツイッター)に声明を投稿。「ゴール州だけで2500世帯が住居を失った」と書き込んだ。

またWFPは評価チームが現地入りし、被災者に支援を提供しているとした。

タリバン暫定政権のムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官はXへの投稿で犠牲者に哀悼の意を表し、「被災者の苦しみを軽減するために、必要なあらゆる支援を提供する」と約束した。

アフガンでは先月から大雨が続いている。

先々週の北部の大雨では各地で鉄砲水が発生。WFPは300人以上が死亡したと報告している。

首都カブール、西部ヘラート州、南部カンダハルなどでも先月鉄砲水が発生。少なくとも70人が死亡し、数千戸の家屋が被害を受けた。

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