◎護送車には北部ルーアンで裁判を受けたモハメド被告を刑務所に移送中、高速道路で待ち伏せ攻撃を受けた。
フランス、パリ中心部(Lewis Joly/AP通信)

フランス北西部ノルマンディー地方で14日、武装集団が囚人護送車を襲撃し、刑務官2人が死亡、3人が重傷を負った。

捜査当局によると、護送車には北部ルーアンで裁判を受けたモハメド(Mohamed Amra)被告を刑務所に移送中、高速道路で待ち伏せ攻撃を受けたという。

モハメド容疑者と武装集団は現場から逃亡。当局が行方を追っている。

ダルマナン(Gerald Darmanin)内相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「数百人体制で襲撃事件に関与した容疑者を追跡している」と書き込んだ。

マクロン(Emmanuel Macron)大統領は亡くなった刑務官に哀悼の意を表し、襲撃を「テロ」と呼んだ。

地元メディアは「襲撃に関与した複数人が逮捕されたという情報がある」と伝えているが、詳細は不明だ。

モハメド容疑者は強盗罪で最近判決を受け、ルーアン近郊の刑務所に拘留されていた。容疑者はマルセイユで起きた誘拐殺人事件でも捜査を受けている。

フランス国家警察によると、負傷した刑務官3人のうち2人が意識不明の重体だという。

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