◎少なくとも13の地区・集落で浸水が確認され、1000戸以上の家屋が被害を受けた。うち42戸は全壊したと伝えられている。
インドネシア・スラウェシ島で大雨による洪水と土砂崩れが発生し、少なくとも14人が死亡した。地元当局が3日、明らかにした。
それによると、南スラウェシ州の広い範囲で2日から大雨となり、複数カ所で地滑りが発生したという。
少なくとも13の地区・集落で浸水が確認され、1000戸以上の家屋が被害を受けた。うち42戸は全壊したと伝えられている。
14人の死因は明らかにされていない。
被害の全容は明らかになっておらず、消防・警察・自治体が調査している。
救助隊がゴムボートなどを使って住民を避難させた。
国家防災庁(BNPB)の報道官は4日、「100人以上の住民が被災地域外のモスクや親戚の家に移った」と明らかにした。
南スラウェシ州では先月の大雨でも土砂崩れが多発し、20人が死亡している。
南スラウェシ州にはタウタウと呼ばれる洞窟に埋葬された伝統的な家屋や木像など、多くの人気観光スポットがある。