◎震源地は西ジャワ州の南方約100キロの地点、震源の深さは68キロ。津波は発生しなかった。
インドネシア・ジャワ島南部で27日、マグニチュード6.1の地震が発生した。
米地質調査所(USGS)によると、震源地は西ジャワ州の南方約100キロの地点、震源の深さは68キロ。津波は発生しなかった。
首都ジャカルタの中心部でも揺れが感じられた。
地元メディアによると、西ジャワ州の州都バンドンやジャカルタ郊外のタンゲランなどで強い揺れが感じられ、食器が割れたり、棚から物が落ちたりするなどの被害が確認されたという。
国家防災庁は今後1週間程度、同程度の地震が発生する可能性があるとして、市民に警戒を呼び掛けている。
インドネシアは環太平洋プレートに沿って形成された火山大国であり、多くの火山が活発に活動し、大きな地震が定期的に発生している。
国営テレビ(TVRI)は当局者の話しとして、「負傷者が出たという情報はなく、自治体が消防などと連携して調査している」と伝えている。
ジャワ島では先月22日にもM6.4の地震が発生し、一部の地区で被害が確認されている。
2022年に発生したM5.6の地震では西ジャワ州内で少なくとも602人が死亡した。