◎マンションから転落・死亡したのは高齢の女性2人と11歳の少年。
中国東部・江西省で暴風雨により少なくとも7人が死亡、うち3人は高層マンションから転落したとみられる。国営メディアが3日に報じた。
中国中央テレビ(CCTV)によると、江西省を含む東部地域の天候は3月31日頃から大荒れとなり、1000人近くが避難を余儀なくされたという。
江西省・南昌では少なくとも4人が死亡。うち3人は高層マンションの住民とみられる。
ソーシャルメディアで共有された動画にはマンションの窓ガラスが暴風で吹き飛び、住民とみられる男性が屋外に吹き飛ぶところが映っていた。この男性の安否は不明である。
2日の暴風雨では民家が数戸全壊し、数人が閉じ込められたという。CCTVは11人が入院したと報じている。
CCTVによると、マンションから転落・死亡したのは高齢の女性2人と11歳の少年。高齢の女性と少年は20階から、60歳の女性が11階から転落したと伝えられている。
当局は3人が転落した経緯を調べている。報道によると、3人の部屋は窓ガラスが吹き飛び、家財も外に吹き飛ばされていたという。
エアコンの室外機が100メートル以上飛ばされたという情報もあるが、真偽は不明だ。
気象台は江西省を含む東部の広い範囲に暴風警報を出していた。