◎ケジリワル氏はデリー首都圏の首相を務め、モディ首相のライバルのひとりと目されている。
インド、首都ニューデリー、野党・庶民党のケジリワル党首(Getty Images)

インド・ニューデリー地裁は1日、汚職容疑で逮捕された野党・庶民党(AAP)の党首ケジリワル(Arvind Kejriwal)氏の勾留期限を今月15日まで延長するよう命じた。

ケジリワル氏はデリー首都圏の首相を務め、モディ(Narendra Modi)首相のライバルのひとりと目されている。

ケジリワル氏は2週間前、酒類の販売に関する政策をめぐり、業者から賄賂を受け取った疑いで逮捕された。現職の州首相が逮捕されたのは初めて。

検察はケジリワル氏が業者から10億ルピー(約18億円)の賄賂を受け取ったと告発。しかし、同氏の弁護団はこの告発を「真っ赤なウソ」と否定している。

この逮捕劇は4月19日から始まる総選挙に影響を与える可能性がある。

ケジリワル氏の支持者はこの逮捕後、ニューデリーで抗議デモを開始。野党の選挙集会にも参加している。

AAPと野党連合は検察の告発を全否定し、法廷で争うと表明した。

ケジリワル氏が逮捕された翌日、デリー地裁は6日間の勾留を命じ、その後、4日間の延長が決まった。その期限は1日に切れる予定であった。

地元メディアによると、検察はケジリワル氏の弁護士が取り調べに一切応じず、非協力的な態度を取っているため、地裁に勾留延長を求めたという。

総選挙の投票期間は約6週間、10億人の有権者が下院議員543人などを選ぶ予定だ。結果は6月4日に確定する。

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