◎マカオ競馬公社は2025年3月までに馬を他の施設などに移し、従業員を法律に基づいて解雇、支援する予定だ。
中国の特別行政区マカオの競馬場で30日、最後のレースが行われ、40年以上続いた競馬の歴史に終止符を打った。
マカオ政府は1月、マカオ競馬公社の要請に基づき、ジョッキークラブとの契約を今年4月に打ち切ると発表した。
多くの競馬ファンがスタンドに足を運び、最後の賭けをした。地元メディアによると、観光客も最後のレースを観戦したという。
中国本土からマカオに留学中の女性はAP通信の取材に対し、「この雰囲気をずっと味わえると思っていた」と語った。
中国本土に競馬場はない。
マカオ在住の男性は「最初で最後の競馬場見学に訪れた」と述べた。「マカオから競馬がなくなってしまうのは残念です...」
契約は3月31日まで。マカオ競馬公社は2025年3月までに馬を他の施設などに移し、従業員を法律に基づいて解雇、支援する予定だ。
同社はコロナウイルスの大流行以来、厳しい経営を余儀なくされていた。
それによると、ジョッキークラブの累積赤字は3億1100万ドル以上に達したという。
香港の競馬は依然として人気が高く、利益を上げている。