◎テロに巻き込まれたのは月給を受け取るために集まった民間人だった。
アフガニスタン南部カンダハルの銀行で21日に発生した自爆テロについて、イスラム国(ISIS)が犯行声明を出した。
このテロはカンダハル中心部の銀行内で発生。3人が死亡、12人が負傷した。
タリバン暫定政権にょると、テロに巻き込まれたのは月給を受け取るために集まった民間人だったという。
タリバンの戦闘員が現場を封鎖し、調査している。
ISISを支持するスンニ派のアマーク(Aamaq)通信は21日遅くに声明を掲載。「聖戦士が給料を受け取るために銀行に集まっていたタリバン戦闘員の中に忍び込み、爆弾ベストを起爆させた」と主張した。
カンダハルはタリバンの最高指導者アクンザダ(Hibatullah Akhundzada)師が拠点を置き、精神的・政治的な中心地となっている。
アフガンではISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
IS-Kはシーア派だけでなくタリバン暫定政権にも攻撃を仕掛けており、多くの市民が自爆テロや襲撃に巻き込まれている。