◎イスラエルとヒズボラは昨年10月にガザ紛争が始まって以来、国境付近で戦闘を続けている。
2024年3月13日/レバノン・バールベック、イスラエル軍の空爆を受けた建物(Getty Images)

イスラエル軍がレバノン北東部バールベックにミサイルを撃ち込み、少なくとも2人が死亡、20人が負傷した。レバノン当局が12日、明らかにした。

それによると、少なくとも2つの施設が11日の空爆で全壊。うち1つは食料を保管する倉庫だった。

イスラエル軍の報道官は声明で空爆を認め、イスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点を破壊したと報告した。

ヒズボラはこの空爆を受け、イスラエル北部の複数の軍拠点に向け100発のロケット弾を発射したと発表。被害の有無は明らかになっていない。

AP通信はヒズボラ関係者の話しとして、「イスラエル軍のミサイル攻撃で少なくとも1人が死亡したと報告を受けている」と報じた。

その後、レバノンの治安当局が声明を出し、「少なくとも2人が死亡、20人が負傷し、うち9人が地元の病院に搬送された」と明らかにした。

死亡した2人がヒズボラの構成員かどうかは不明だ。

イスラエル軍は先月にもバールベック近郊を空爆し、倉庫を破壊。ヒズボラ戦闘員2人を殺害している。

この倉庫にも食料を含むヒズボラの物資が保管されていたとみられる。

ヒズボラは支配地域の住民に市場よりも安い価格で食料を販売している。

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