◎私はパレスチナ国家を承認するよう国会に提案する。
スペインのサンチェス(Pedro Sánchez)首相は9日、国会にパレスチナ国家を承認するよう提案すると表明した。
サンチェス氏はバスク自治州ビルバオの会議で、「私はパレスチナ国家を承認するよう国会に提案する」と述べた。
またサンチェス氏は「正当な大義のために、そしてイスラエルとパレスチナという2つの国家が平和のうちに共存できる唯一の方法であることから、これを提案する」と強調した。
フランスのマクロン(Emmanuel Macron)大統領は先月、「パレスチナ国家を承認することはタブーではない」と言及。
イギリスのキャメロン(David Cameron)外相も「ガザ紛争が終結した暁には、パレスチナ国家を公式に承認する可能性がある」と述べていた。
サンチェス氏はガザ紛争における自身の立場について、「ロシアの全面侵攻を受けるウクライナに対する支持とよく似ている」と述べた。「スペインはロシアとイスラエルに対し、国際法を尊重し、暴力を終結させるよう要求しているのです...」
一方、バチカン市国のフランシスコ教皇(Pope Francis)は9日に公開されたスイスメディアのインタビューでウクライナに対し、「白旗を掲げる勇気を持つことが大切だ」と呼びかけ、力による現状変更を受け入れるよう促した。