◎事故は西部ミチョアカン州ラザロ・カルデナスの南西約370キロで発生。海洋パトロールに向かおうとしたヘリが墜落した。
メキシコ海軍のヘリコプター1機が哨戒艦の甲板から離陸した直後に太平洋に墜落し、兵士3人が死亡、2人が行方不明になっている。海軍が6日、明らかにした。
それによると、事故は西部ミチョアカン州ラザロ・カルデナスの南西約370キロで発生。海洋パトロールに向かおうとしたヘリが墜落したという。
海軍は声明で「乗組員8人のうち3人を救助、3人の遺体を収容した」と明らかにした。
亡くなった3人のうち2人は女性であった。
墜落の原因は明らかになっておらず、調査が進められている。
メキシコ海軍は麻薬カルテルによる薬物の密輸を阻止するため、領海を頻繁にパトロールしている。
北部ドゥランゴ州で昨年10月に発生したヘリ墜落事故では乗組員3人、2022年に北部シナロア州で発生した海軍ヘリ墜落では乗組員14人全員が死亡。墜落の原因は燃料切れと結論付けられた。
同国の軍隊では事故が相次いでおり、この2週間で兵士少なくとも10人が死亡している。
オブラドール(Andrés Manuel López Obrador)大統領は今週、陸軍の新兵7人が訓練中に溺死したことを初めて認めた。
この事故は北西部バハカリフォルニア州エンセナダの軍事基地近くのビーチで先月20日に発生。士官候補生11人が波にさらわれた。