◎地雷は同州郊外の下草に覆われた農道に仕掛けられていた。
メキシコ西部ミチョアカン州の未舗装道路に仕掛けられた地雷が爆発し、市民3人が死亡した。地元当局が6日、明らかにした。
それによると、地雷は同州郊外の下草に覆われた農道に仕掛けられていた。
ソーシャルメディアで共有された写真には爆発で真っ二つになったトラックと犠牲者の肉片が写っていた。3人は即死したとみられる。
それ以上の詳細は明らかになっていない。
ミチョアカン州は同国で最も危険な州のひとつであり、その大半が世界最大の麻薬組織シナロア・カルテル(Sinaloa Cartel)とつながりのあるギャングの支配下に置かれている。
2月29日にはパトロール中の陸軍兵士3人が下草の中に仕掛けられた対人地雷を踏み、死亡した。
国防省の統計によると、2023年1~8月の間に即席爆発装置(IED)などにより死傷した兵士、警察、市民は42人。22年通年の16人から大きく増加した。
23年1~8月の間に見つかった爆発物は556個。対人地雷、ドローン爆弾、自動車爆弾などが確認されている。