◎事件は8日午後に発生。バハカリフォルニア州の米国国境近くの町にある美容院に銃を持った男が押し入り、経営者の女性を射殺した。
メキシコ北西部バハカリフォルニア州で行方不明者を捜索するボランティアグループに所属する女性が何者かに射殺された。地元警察が9日、明らかにした。
それによると、事件は8日午後に発生。バハカリフォルニア州の米国国境近くの町にある美容院に銃を持った男が押し入り、経営者の女性を射殺したという。
この女性は2021年に行方不明者を探すグループを結成し、6人の仲間と活動していた。
地元メディアによると、このグループで活動していた男性が今年1月に誘拐され、それ以来消息不明だという。
バハカリフォルニア州の警察はこの誘拐事件を捜査しているが、解決の見通しは立っていないようだ。
美容院を経営していた女性は2018年に失踪した兄の行方を捜していた。
ボランティアグループはSNSに声明を投稿。「彼女は脅迫を受け、警察に相談していたが、彼ら(警察)は何もしなかった」と非難した。
中部グアナフアト州でも先月、行方不明者を探すボランティアの拠点に正体不明の武装集団が押し入り、女性を拉致、その夫と息子を殺害した。