◎ドイツでは現在、鉄道、空港、地方交通の各セクターで同時に労使交渉が行なわれているため、数百万人がこの数週間、ストに巻き込まれている。
ドイツの航空大手ルフトハンザの地上職員が主要5空港でストライキを行い、数百便が欠航になった。現地メディアが7日に報じた。
サービス労働者の労組「ベルディ(Verdi)」は今週、フランクフルト、ミュンヘン、ハンブルク、ベルリン、デュッセルドルフの各空港の地上職員に対し、7日の午前4時から27時間ストを行うよう呼びかけていた。
ルフトハンザはストに先立ち、予定されているフライトの10〜20%程度は運航できる見込みであると発表。国内線の航空券は鉄道チケットに変更できるとしている。
ドイツ通信社(dpa)によると、フランクフルトではルフトハンザ本体と子会社が予定していた600便のうち、80~90%をキャンセルしたという。
ミュンヘンでも400便以上の発着がキャンセルされた。
ベルリンとハンブルク発のルフトハンザ便はすべてキャンセル。デュッセルドルフ発の国内線もほとんどキャンセルとなった。
ルフトハンザは全国で10万人以上が影響を受けると予想している。
ドイツでは現在、鉄道、空港、地方交通の各セクターで同時に労使交渉が行なわれているため、数百万人がこの数週間、ストに巻き込まれている。
ベルディは現在、ルフトハンザの従業員約2万5000人の労使交渉を主導しており、会社側に12.5%の賃上げを求めている。