◎インドとパキスタンはそれぞれカシミールの一部を管理している。
インド・カシミール地方で正体不明の武装集団が銃を乱射し、1人が死亡、1人が負傷した。警察当局が7日、明らかにした。
それによると、事件はスリナガルの繁華街で発生。死亡したのは北部パンジャブ州から出稼ぎに来ていた男性労働者とみられる。
カシミール警察は声明で、「イスラム過激派が市民を殺害した」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
インドとパキスタンはそれぞれカシミールの一部を管理している。この係争地をめぐる領有権争いが解決する目途は全く立っていない。
カシミールで生活するイスラム教徒の多くがパキスタンへの編入かインドから独立するという武装勢力の目標を支持している。
インドの地元メディアによると、2019年に中央政府がカシミールの自治権を剥奪して以来、イスラム過激派の影響を受けた武装勢力によるテロ攻撃が相次いでいる。
これらのテロ攻撃で殺害された市民、地方議員、警察官の大半がヒンズー教徒であった。