◎契約は3月31日に満了し、更新されない。マカオ競馬公社は2025年3月までに馬の輸送を終え、同社の従業員を法律に基づいて解雇、支援する予定だ。
中国マカオの競馬場(Getty Images)

中国の特別行政区マカオの政府は15日、40年以上に渡って行われてきた競馬を廃止し、今年4月にジョッキークラブとの契約を終了すると発表した。

マカオは様々なギャンブルビジネスの本拠地である。しかし、1991年にカジノ王の故ホー(Stanley Ho)氏率いる企業によって買収されたジョッキークラブは近年、財政難に陥っていた。

マカオ政府の報道官は記者団に対し、「マカオ競馬公社は昨年、経営難と競馬を現在の社会のニーズと一致させることが不可能であることを理由に、政府に対し、契約を打ち切るよう打診した」と明らかにした。

また報道官は「近年、地元住民や観光客の競馬に対する支持が失われたことを鑑み、政府は調査の結果、公社の申請を受け入れることにした」と述べた。

地元メディアによると、政府とジョッキークラブは新たなレースを開催しないことで合意したという。

契約は3月31日に満了し、更新されない。マカオ競馬公社は2025年3月までに馬の輸送を終え、同社の従業員を法律に基づいて解雇、支援する予定だ。

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