◎フィリピンは「一つの中国」政策を支持している。
フィリピンのマルコス・ジュニア(Ferdinand Marcos Jr)大統領が15日、台湾総統選で勝利した与党・民進党の頼清徳(Lai Ching-te)副総統に祝意を示した。
マルコス・ジュニア氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「台湾との緊密な関係と相互利益の強化を期待している」と表明した。
ライ氏は中国共産党の魔手から台湾を守り、米国を含む民主主義国家との関係を強化すると誓っている。
ブリンケン(Antony Blinken)米国務長官がライ氏に祝意を伝えた後、中国外務省はこれを「台湾独立を画策する分離主義勢力に誤ったシグナルを送るものだ」と非難。台湾との非公式な関係のみを維持するという米国の公約に反すると激怒した。
マルコス・ジュニア氏は「フィリピン国民を代表して、次期台湾総統に選出された頼清徳氏に祝意を表する」と書き込んだ。
またマルコス・ジュニア氏は「緊密な協力関係を築き、相互の利益を強化し、平和を育み、両国民の繁栄を確保することを楽しみにしている」と強調した。
在フィリピン・中国大使館はマルコス氏の祝意に関するコメントを出していない。
米国とフィリピンは「一つの中国」政策を支持している。