◎この地区で先週発生した爆弾テロでは少なくとも5人が死亡。イスラム国(ISIS)が犯行声明を出した。
アフガニスタン・カブールのシーア派教徒が多く暮らす地区で手榴弾が爆発し、少なくとも2人が死亡、12人が負傷した。警察当局が11日、明らかにした。
それによると、爆発はカブール西部の地区にある商業施設の入り口付近で昼過ぎに発生。負傷した12人は近くの病院に搬送された。
この地区で先週発生した爆弾テロでは少なくとも5人が死亡。イスラム国(ISIS)が犯行声明を出した。
AP通信は目撃者の話しとして、「叫び声が聞こえた後、爆発が起きた」と伝えている。
カブール警察の報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「テロリストを裁くために最善を尽くす」と書き込んだ。
シーア派の少数民族が多く暮らす地区はISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)のテロ攻撃を何度も受けている。
IS-Kはシーア派だけでなくタリバン暫定政権にも攻撃を仕掛けており、多くの市民が自爆テロや襲撃に巻き込まれて死亡した。
国連アフガニスタン支援団(UNAMA)はシーア派コミュニティの保護を強化するよう求めている。